【簿記3級】独学OK!勉強スケジュールとおすすめの参考書

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2020年11月に日商簿記検定3級に合格したので、勉強方法や使った参考書などをまとめます。

受験しようか迷っている方、参考書を決めかねている方の参考になれば幸いです。

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私について

算数すら苦手な私立文系大学出身です。

しかし、業務上では数字を扱うことが多く、スキルアップのために(いきなり2級は自信もなく)まずは3級からの受験を決意しました。

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勉強をはじめる前に

簿記3級に限らずですが、私が勉強をしていて大切だなと思ったことは、以下の3つです。

①勉強スケジュールを決める
②ノートを作らない
③ちょっとした時間を積み重ねる

①勉強スケジュールを決める

はじめに試験日を決めて、逆算してスケジュールを立てることで、だらだらと勉強をせずにすみます。

だらだらと勉強をしていても、いつまで経っても合格はできないので、先延ばしにするのではなく、出来るだけスケジュール通りに勉強することを目指し、ズレてしまった分は調整しながら、必ず試験日に間に合うようにしましょう。

②ノートを作らない

全くダメというわけではないですが、ノートを作ることが目的となってしまうようであれば、テキストに直接書き込んだほうがいいです。

(私は、勉強し始めの時にノートを書くことに時間を取られ、アウトプットする時間が減ってしまいました。)

Kindle本でも、メモやマーカー機能がありますし、覚えられない勘定科目などは単語帳にするのもいいかと思います。

③ちょっとした時間を積み重ねる

まとまった勉強時間が取れなくても、通勤時間が片道1時間だとしたら、往復2時間勉強できますし、やる気がない時でもアプリでポチポチ仕訳を練習すれば、毎日少しずつ勉強時間が貯まっていきます。

そうした時間を積み重ねていけば、合格に十分な勉強時間が確保できます。

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勉強スケジュール

①9月中旬〜10月中旬(1ヶ月)
・テキストを繰り返し読み込む
・空いた時間はアプリで仕訳を練習する

②10月中旬〜11月上旬(2週間)
・過去問を目標点が取れるまで繰り返し解く
・空いた時間はアプリで仕訳を練習する

③11月上旬〜11月中旬(10日間)
・新傾向対策問題と予想問題を解く
・空いた時間はアプリで仕訳を練習する

④試験直前〜試験当日(数日間)
・間違えた問題を眺める
・アプリで仕訳を復習する

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①まずは1ヶ月かけてテキストを読みます。

テキストを何周かする方法でもいいと思いますが、私の場合は「昨日までに読んだ部分+今日読む分」という風にしていたので、自動的に毎日読む部分が増えていきました。

(最後の方になると、参考書の前半部分は覚えているので、ペラペラめくる程度でした。)

また、章ごとに問題がついている場合は、章に対応した問題を解いて、間違えたところをチェックしていき、翌日と数日後にまた解き直すと自然と身につきます。

そして、私と同じように社会人の方々は時間があまり取れないと思うので、通勤や移動中などのちょっとした時間にアプリで仕訳の練習をしたり、Kindle本を読むのがおすすめです。

アプリで仕訳をすることで、参考書だけでは覚えられなかった勘定科目もだんだんと覚えられますし、Kindle本は参考書の補助としてすごく有効でした。

②6回分の過去問を2週間で繰り返し解きます。

テキストを読み込み、仕訳の練習を繰り返していれば、一周目でも70点以上は取れると思いますが、いくら点数が良くても、過去問では、問題に慣れることと時間配分の練習をしてください。

間違えた問題、正解をしていても解き方が理解できなかった問題はテキストへ戻り、練習問題などで理解を深めた上で、必ず二周目でも解くようにしましょう。

そして、高得点を狙いたい第1問と第4問ですばやく仕訳ができれば、時間がかかる第3問と第5問に時間を割くことができるので、ちょっとした時間にアプリで仕訳の練習は続けましょう。(仕訳は本当に大切です。)

③新傾向対策問題と予想問題を10日間で解きます。

参考書に新傾向対策問題がある場合は、必ず1周だけでも新傾向対策問題を解きます。

その後、予想問題を目標点が取れるまで繰り返し解きつつ、空いた時間に(やる気のない時間にも 笑)アプリで仕訳の練習をしたり、YouTubeで簿記の動画をみたりすると試験当日まで知識が薄れません。

もし、予想問題を解いていて過去問でもカバーしきれなかった苦手な問題が残っている場合は、テキストへ戻って復習しましょう。

④試験当日までは今までの復習をします。

過去問や予想問題を解いていた時のように落ち着いて試験を受ければ、必ず受かるだけの力はついているはずなので、間違えた問題をパラパラと見直したり、アプリで仕訳を練習します。

読み終わったからといって、直前で違う参考書を買ってみたり初見の難しい問題を解いて不安になってしまうよりも、試験当日まで勉強してきたことを思い出して、自信を持って試験に臨みましょう!

 

勉強時間

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9月中旬から勉強を始めて、約80時間かかりました。(スクショのベタ貼りですみません。。)

約50時間の勉強で合格する方もいるので、私はゆっくりな方だと思います。

また、何度も言いますが、社会人の方は、平日にまとまった勉強時間が取れないと思うので、通勤などのちょっとした時間を使えれば、合格はグッと近くなると思います!

 

参考書など

・テキスト

※必ず最新版を購入してください。

・過去問

※必ず最新版を購入してください。

Kindle

参考書の補助として理解を深めたり、通勤中にスマホで学習したいときにおすすめです。

・アプリ

解説もしっかりしているので、仕訳の練習におすすめです。

YouTube

わからないところだけ、みていました。

 

試験を終えて

試験を終えて思ったことは、以下の2つです。

①なんだかんだ仕訳が大切
②周りを気にしない

①なんだかんだ仕訳が大切

実際に受けてみて、簿記3級は仕訳をいかに練習したかで、合格不合格が左右されるなと思いました。

つまり、問題を見ただけで、反射的に仕訳ができるようになれば、合格できるということなので、空いた時間は出来るだけ仕訳を練習した方がいいと思います。

②周りを気にしない

これは試験中に思ったことですが、周りがカタカタ電卓を叩いていても、焦らず自分のペースで問題を解きましょう。(私は電卓の止んだ音で焦ってしまいました。)

いつも通りでいれば、結果はついてきます。

 

最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

簿記3級は手頃な受験料で会計の基礎を学べるため、毎年受験者が多い資格でもあります。

しかし、受験者が多いからこそネットで「簿記 勉強方法」で検索をして、自分よりも短い勉強時間、効率の良い方法で受かっている方をみて、焦ることもあるかもしれません。

でも、自分を信じて自分に合ったやり方でコツコツと勉強をしていれば、必ず受かります。

この投稿で受験を迷っている方の背中を押すことができれば、嬉しいです。